有機ニンジンの栽培方法 その2~種まきと発芽率を劇的に飛躍させるオリジナル技
<種まきの方法>
まず、2週間前までに肥料と石灰を混ぜて土になじませておきます。
雑草の種が表面で発芽しかかっていますので、土の表面をホーなどでサーッと撫ぜて雑草を退治します。 それと同時に土を平らにならします。
作付けする場所に、ホーの柄などで15cm間隔の軽い溝を作ります。
3種類の人参の種を蒔くことにしたので、境界にも大きな溝を掘ります。
<重要>
種を蒔く前にたっぷり散水します。
いよいよ種を蒔きます。
溝にパラパラと種を蒔いていきます。
レーキなどを使って、種が隠れるように軽く土をかけます。
これで種まき完了!
ここからが裏技です。
<発芽率を劇的に飛躍させるオリジナル技>
人参の種は、乾燥すると発芽しません。
私は何度も失敗してきました。
発芽するまで、新聞紙をかけて、毎日水をかけるという方法も有効です。
ビニールを被せて乾燥を防ぐという方法をされている近所のおばあさんもいます。
しかし、平日に作業する時間を作るのが難しい私は、 発芽したあと新聞紙やビニールを外すタイミングを逸することが多く失敗していました。
そこで、考えた独自の方法が、芝刈り後の草を撒く方法です。
この芝刈り後の草は、最終的に土の肥料にもなってくれる優れものです。
種まき後の畑に土が大体隠れるくらいに均一に撒きます。
こんな感じになります。
発芽まで土の表面の乾燥を防ぎ、発芽の頃には、乾燥してきて発芽の邪魔にならなくなります。
そう、新聞紙やビニールのように発芽後適切なタイミングで取り除く必要がないのです。
この方法で、私はここ数年確実に人参の種を発芽させることが出来るようになりました。
芝生がない方には雑草を細切れにされるなど応用されてはいかがでしょうか?