ビニールトンネルの設置方法
十勝の春は、気まぐれです。
20度以上の日もあれば、霜が降りる朝もあります。
そこで重要なのが、ビニールトンネルです。
ビニールトンネルのメリット
・霜の害や、強風による風害から作物を守る
・日中の温度を上昇させ生育が早まる
・雑草の種などが定着するのを防ぐ
注意すべき点
・晴天の日中は、気温が上がり過ぎるので、ビニールの裾を開閉して空気を入れ替え、気温を下げるようにする必要がある。 さもないと作物が焼け死んでしまう
・夜は、閉め切っても外気との温度差が1~2度程度しかないので、氷点下になる場合には、 別に毛布や防寒シートを被せる必要がある
ビニールトンネルの作り方
はじめにビニールマルチを敷き、作物を植えておきます。
ビニールマルチは、地温を高めてくれるので、寒い時期には作物の生育にとても有効です。雑草が生えるのを防いでくれる効果もあります。
ビニールトンネルを行う場合には、ビニールマルチも併用すると良いでしょう。
ビニールマルチの幅に合わせた支柱をモームセンターなどで購入し、土に差し込んでいきます。間隔は、 40cm~60cmくらいが良いでしょう。
それぞれの支柱が真っ直ぐに並ぶようにし、高さもそろえましょう。
ホームセンターや園芸店で、いろいろなビニールトンネル用のビニールが売られていますが、少量のものは、割高です。
ここ数年は、上記の写真のようなロール状のものを使っています。
めちゃくちゃ割安ですよ!
あなたも探してみてください。1本で数年間使えます。
ビニールを支柱に固定する方法として楽なのが、上の写真の専用固定具です。支柱と同じ場所に並んで売られています。
この固定具で、支柱の一方の端にビニールを固定し、全体にビニールを被せます。
ビニールのロールを切り離す前に重石として置いておきながら、各支柱の地面近くに固定具を付けていきます。
この固定具は、下半分だけを外せるようになっており、換気をしやすくなっています。
気温が高くなってきたら、ビニールトンネルの上部に直径10cm程度の穴を開けます。気温の上昇とともに、 この穴をどんどん大きくして、温度調節をしていきます。