我が家の家庭菜園では、毎年大豆をたくさん栽培しています。
4歳の娘は、枝豆が大好きですので、半分以上は、大豆になる前に枝豆として収穫してしまいますが、1/3は、大豆として収穫します。
黒大豆と白い大豆を栽培しています。
秋には、台所の三角コーナーのネットに入れて、カーポートの下で、
日陰天日干しを1ヶ月くらいしてからジップロックなどの密封の袋に入れて保存します。5年以上保存できます。
今回は、その大豆を使って豆腐を作ることにしました。
黒大豆でも作ることがありますが、見た目がセメントみたいな灰色になります。でも、味は最高!
写真は、一般的な白い大豆で作ったときのもので紹介します。
まず、大豆の他に用意するものは、にがりと木綿のサラシの袋です。
にがりは、薬局に行くと売っています。
サラシの袋は、サラシの布を、自分で縫って作りました。
1.つけ込み
大豆2カップ(約280グラム)をよく洗い7カップの水に夏期は半日、冬季1日くらい浸けます。
2.ミキサー
水を吸ってプリプリになった大豆と水を一緒に2~3回に分け、1.5~2分くらいミキサーにかけます。
↑これが生呉(ナマゴ)です。水が少ないとミキサーが空回りするので、水を足します。
足した分だけ煮込む時の水を減らしてください。
生呉(ナマゴ)ができました!
3.煮込む
大きな鍋に9カップの水を煮立たせ生呉(ナマゴ)を入れます。
焦げ付かないようにしゃもじで静かにかき混ぜます。
沸騰したら煮こぼれないように弱火にして1分程度煮ます。
この時も、焦げ付かないように時々かき混ぜてください。
※泡がいっぱい出てきますから 鍋は大きい程いいですよ!
4.煮汁を木綿のサラシ袋へ
煮汁を木綿のサラシ袋にあけます。
熱いので、ボールにサラシ袋を被せてから注ぐと良いと思います。
5.豆乳をしぼる
しぼり汁が豆乳。袋の中に残ったのがオカラです。
熱いのでナベ等に水を溜め手を充分に冷やしながら絞ってください。
菜ばしなどを使って絞ると良いと思います。
※本当に熱いのでやけどしないように注意してくださいね。
↑これが豆乳です。表面に湯葉らしきものが張ってきます。
↑これが、おからです。これも捨てずに料理に使います!
6.豆乳を温める(写真がなくてごめんなさい)
豆乳をテフロンの鍋に入れて、70~75度にします。
この温度が大切です。
温度計できちんと測ってくださいね!
我が家では、小学校の時に理科の実験で使っていたようなガラス製の棒状の温度計を使用しています。
薬局かホームセンターで売っていると思います。
適温になったら火を止めます。
温度が低いと固まりません。
高すぎると早く固まってしまいます。
7.苦塩(ニガリ)を加える(写真を撮る心の余裕がありませんでした)
豆乳の中に苦塩(ニガリ液)20~25ccをお湯で4~5倍(80~125cc)に薄めてお使いください。
しゃもじを添えて少しづつたらしながら入れ、まんべんなくかき混ぜると固まりはじめます。
透明な上澄み部分がポツポツと数カ所できてきます。10分くらいねかせてください。何回か作ると次第にコツがわかってきます。
表面に浮いた泡をおたまですくい取り除きます。
8.流し込み
豆腐の型がなくてもザルで充分です。
ザルに木綿のサラシ布を敷き、おたまで豆腐をすくい入れます。
※この時、透明な煮汁(豆乳)
が出ますが白く濁った煮汁が出るようであればるようであれば豆腐分が良く固まっていないので何回か挑戦してコツをつかんでください。
9.重し
布の端で上方をおおい、適当な大きさの平らな皿を押し蓋として、重石(小さなボールに水を入れる)を調整しながら水をきります。
5~10分くらいそのままにしておきます。
その後水を張った大き目のボールの中に入れ、布をはがします。
10.苦塩(ニガリ)のアク抜き
出来上がった手作り豆腐は、天然苦塩(ニガリ)
を使用していますので大豆の旨味と天然苦塩のミネラル分を逃がさない為に流水による苦塩(ニガリ)のアク抜きは必要ありませんが、
苦塩を入れすぎた場合等は流水で
アク抜きをして下さい。
11.水切り
ザルまたは金網等で水を切り完成です!
出来たての豆腐は、大豆の香りがして最高に美味しいので、
ぜひ、温かいうちに召し上がってください。
ピンボケの写真ですが、ひじきやニンジンなどと、おからをしょうゆ味で炒めて一品つくりました。
大豆って本当に最高の食材です。
みなさんも、自分で大豆を栽培して豆腐をつくってみてはいかがでしょうか!?