有機ジャガイモの栽培方法 その3~芽かきと土寄せが重要
種芋の植えつけ後、10日くらいで発芽します。
品種によって、多少誤差が出てきます。
芽が10cmくらいに伸びてきたら、1つの種芋から出ている芽の中で、強そうな勢いのある芽を1~2本だけ残して、後は、 引っ張って抜き取ります。
これを「芽かき」といいいます。
※1つの芽が1つの株となるので、1ヶ所にたくさんの株が密集していると、 大きなイモが採れなくなります。そのために、芽かきは非常に重要です。
上の写真は、4本の芽が出ています。
このうち大きく育っている1~2本だけを残して、引き抜きます。
芽かきすると、上の写真のようにすっきりとなります。
これでひとつの株に良く日が当たり、大きく成長できます。
そして、「ホー」を使って、列の両サイドから土を寄せて根元を盛り上げます。
これを「土寄せ」といい、種芋の深さを深くしていき、イモが丁度良い大きさで多く収穫できるように調節します。 3~4週間後にもう一回行います。
※種芋の深さが15cm程度が理想的だといわれています。
土寄せすると、周囲の雑草が生えにくくなります。
農薬などを使わなくても、除草が出来るのです。