トマトの栽培方法 その2~トマトの苗の植え付けと、苗の保護の方法
苗を植える穴に、ビニールのポッドをはずした苗を入れて、周囲の土を寄せ、苗がぐらつかないように固定します。
苗の外側に竹の支柱を挿して、上の部分は、ビニールのひもで結束します。
「わき芽かき」が重要
ある程度成長した苗であれば、葉の付け根から、わき芽と呼ばれる茎が伸びている場合があります。
このわき芽をそのままにしておくと主枝(中心になる茎)が伸びなくなってしまいますので、わき芽を根元から手で摘み取りましょう。 これを「わき芽かき」と呼びます。
今後、トマトの生育に合わせて、週1回程度の「わき芽かき」が必要になります。
苗を支柱に結束して倒れないようにする
トマトの苗は、自立しづらく、風で倒れやすいので、ひもで、支柱に固定します。
ひもの結び方は、20cmくらいのひもの中央付近を茎に1回巻きつけてから両端を支柱に結び付けます。
生長するにつれて、倒れないように追加で結束していきます。
あんどんで苗を保護
苗を植える季節は、気温が高くないことと、春先は風が強いこともあり、苗の周りに50cmほどの棒を3~4本立てて、 苗が飛び出ない高さの上を開けたビニール袋で囲んで、保護しましょう。これを「あんどん」と呼びます。
あんどんで、病気からトマトの苗を守る
「あんどん」のもうひとつの役割は、病気からトマトの苗を守ることです。
トマトは、アブラムシが媒介するウイルス病にかかることが多いので、 飛んでくるアブラムシの成虫から植えつけたばかりの弱い苗を守る役割としても、効果があります。
ビニールトンネルがあれば最高!
別の方法として、背の高いビニールトンネルを使い、全体を覆ってしまう方法を、昨年から導入しています。
トマトの実に、雨が当たると実が割れやすくなるので、ビニールハウスや背の高いビニールトンネルがあると最高です!
寒冷地では、保温効果もあり、生育の促進にもなります。
注意点として、上部に熱がこもらないようにするための穴を開けます。
気温の上昇とともに、穴の大きさを広げるなどして調節していきます。
日中は、苗が焼け付かないように前後の下部は、開けておきます。