有機栽培に役立つ、お金をかけず、ゴミも出さない簡単堆肥のつくり方
家庭菜園や庭を持っていると、そこから植物性のゴミが出ます。
ご近所を見ていると非常にもったいないことに、ゴミの日に有料のゴミ袋に入れて捨てている方がいます。
私にはもったいなくて引き取ってあげたいくらいになります。
我が家では、夏場は、毎週末に芝刈りをします。そこで、この入れ物に2~3杯分の芝が刈り取られるのです。
これを肥料にしない手はありません。
夏が過ぎた頃から、順次収穫が終わった作物を引き抜いて、畑の一角に積上げていきます。芝も底に積上げます。
途中、土をかけながら積上げていきます。
土をかけることで2つのメリットがあります。
ひとつは、土の中にたくさん存在する微生物が、農作物の枝葉を分解して良質の土にしてくれることと、ふたつ目に、 空気を嫌う嫌気性の微生物が活動しやすいように、枝葉の隙間を埋めて密封状態にしてくれることです。
本当は、上からビニールシートをかける方が良いのですが、そんなのも意外と面倒ですので、我が家では、このやり方でやっています。
秋まで、順次収穫が終わったものを積上げていきます。
再度土をかけながらどんどん積み上げていきます。
こんなに凄い量を積上げても、土をかけて数週間すると縮んできます。
雑草の種はなるべく入らないように気を付けましょう。
家庭で出た、野菜くず、腐ってしまった農作物などもどんどん足していきます。
大豆の鞘のかすも積上げます。
こんな状態で、冬を越します。
雪が解けると、かなり少なくなって分解も進み、中程度の完熟度の堆肥が完成です。
これを畑に漉き込んで行きます。
お金をかけず、ゴミも出さない堆肥が簡単にできますよ!