音楽療法士の資格について

音楽療法士の資格には、国立音楽院と日本音楽療法学会の2つがある

音楽療法士の資格には、国立音楽院と日本音楽療法学会の2つがあります。


1. 国立音楽院
国立音楽院は、日本で最初に音楽療法を学科とし、現在まで国内最大規模で教育しています。
幼児リトミック20年のノウハウを基礎に、幅広い音楽、カウンセリング、医学そして即興演奏と、音楽療法の全てを広く学び、身につけることができます。

学内の試験を経て、卒業時には、国立音楽院認定の音楽療法士の資格を得ることができます。
また、音楽の神秘的な力によって人を癒す音楽療法から、介護予防の巨大な市場に訴求する「リトビクス」「若返りリトミック」、障害児から未病者まで個々に癒す「臨床音楽療法」も始めました。

国立音楽院で資格を取得した場合、ボランティア的な仕事ではなく、有料報酬の仕事を得ることができるといわれています。


2.日本音楽療法学会
以前日本には、数多くの音楽療法の研究・研修などの教育を志向する団体がありましたが、音楽療法に対する熱意が高まり、1995年にバイオミュージック学会(主として、音楽が生体に及ぼす影響を客観的に評価する研究)と臨床音楽療法協会(主として、臨床現場での音楽療法の技を研究・研鑽及び普及活動)が合体して「全日本音楽療法連盟」が設立されました。

全日本音楽療法連盟では、研修・講習を充実させると共に、同連盟認定音楽療法士の資格を付与することとしました。

さらに音楽療法士の身分法(国家資格)が制定されるよう、同連盟を発展させて2001年 4月1日「日本音楽療法学会」が発足しました。

その後、日本音楽療法学会では全国に9つの支部を設け2008年現在6,000余名の会員が所属されております。

日本音楽療法学会の課k津堂の大きな柱は、音楽療法士の身分法制定に向けて、音楽療法士の育成、音楽療法の普及・啓蒙などの活動を更に促進することです。

日本音楽療法学会では、平成9年3月から年1回の割合で学会(従来は連盟)認定音楽療法士の資格審査を行っています。2000年度までで5回行われ総勢433名の合格者名を発表しました。書類審査および面接試験によって審査を行いますが、2001年度から教育機関修了者を対象に筆記試験による資格取得の道が開かれます。 学会認定音楽療法士の資格は、国家認定資格ではありませんので将来わが国に国家認定資格制度ができるまでの暫定的なものと言えます。したがって、国家認定制度ができたときには、改めて資格を問われなくてはなりませんが、学会では資格の国家認定化を目指して運動中です。

また、この資格取得がただちに就職に結びつくかというと、そう単純ではありません。というのは、音楽療法の職場は日本ではまだまだ未開拓の部分であるからです。ボランティアの形で行われていることも多いのです。身の回りで、ご自分で職場を探しながら切り開いていくことが大切です。けれどもそのときに学会認定の資格を持っていることは、相手からの信用を得る重要な手立てとなるでしょう。