株価指数の役割を学ぶ
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ETFを運用するツボ「株価指数」の役割をみてみよう

前章ではETFを称して「指数に連動する特徴をもった金融商品」であると説明してきました。それでは、そもそもその「指数」 とは一体何のことなのでしょうか。この理解を抜きにして、ETFを語ることはできません。
日本の株式市場をはじめ、世界の金融市場には、ありとあらゆる指数が存在しています。この指数があるからこそ、
私たちは市場の動きをくまなく体感することが可能なのです。
「指数」は株式市場の羅針盤

株式指数とは、ETFを組み立てている設計図のような存在ということができます。というのもこの株式指数の存在によって、
私たちは株式市場の日々の変化や、中・長期的な流れまで把握することができるからです。
指数は、株式市場を構成する主要な銘柄、または全銘柄の株価をリアルタイムで確認し、特殊な計算をすることによって、
日々の連続性を保つように設定されています。ですからこの株式指数をみていくことで、前日と比べた市場全体の株価の動向や、または1年・
5年・10年といった長い期間でみたときの株価の変化を確認することまでできるのです。
図3は、日本と米国で使われている代表的な株価指数の仕組みを説明しています。
日本では日経平均株価または東証株価指数を上げることができます。どちらも東証1部上場企業を対象にしていますが、
前者が225銘柄をピックアップしているのに対して、後者は全銘柄を対象にしている点が大きな違いということができます。
米国にも、たとえばニューヨーク証券取引所やナスダック銘柄などを対象にした、様々な株価指数があります。さらにイギリスや欧州、
そしてアジア圏などの株式市場にもその市場の値動きを示す株価指数があります。
市場の様々な動きをフォロー

ところで、株式市場には、様々な株価指数があるのですが、どれでもETFにできるわけではありません。たとえば日本では、
金融庁長官が指定した株価指数がETF組成の対象になります。そして現在では日経平均株価、東証株価指数をはじめ、
11種類の株価指数がETFの対象として指定されています。
この指数というものは、実は株式市場だけのものではありません。たとえば債券市場や商品取引市場などにも、
その市場の値動きを表す指数があるのです。さらに、国境を越えて世界の株式市場を対象にしているものもあれば、
新興国市場(エマージング市場とも呼ばれる)の債権だけをピックアップした指数など、実に様々な種類の指数が存在します。
指数は投信運用で重要な役割を果たす

こうした指数というのは、一般の投資信託を運用する際においても、重要な役割を担うことになります。
インデックス運用と呼ばれる運用スタイルは、こうした指数に基本的に連動する仕組みで運用されているのです。
それぞれの指数は、各市場の動きをできるだけ正確に反映することが大切です。ですから、たとえば不祥事や倒産、合併など、
組み入れ銘柄として不適切な事由が生じた場合などは、指数管理会社は、組み入れ銘柄を一部入れ替えることで、
市場の動きに正確に追随させるようにするのです。
前にも述べましたがETFはこうした指数に、正確に連動するように運用されているので、
ETFの動きがすなわちその市場の動きと見ることが可能です。代表的なETF投資が、「日本経済を買おう」などと言われている理由は、
このようなところにあるのです。
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